美容外科の非常勤求人で気をつけたいこと

美容外科の非常勤求人で気をつけたいこと

医師になるには、通常2年間の初期研修の後、自分が従事したい専門科を選択します。

日本では、1度選んだ専門科を後々、変更する事が難しいと言われています。しかし、最近ではこの専門科の縛りが弱くなってきています。もしも、今美容外科の非常勤への転職を考えているなら、求人に応募する前に気をつけておきたい事があります。転職時期、給与、勤務形態の3点から美容外科医師への転職をする際のメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。

 

①転職時期

まず、医師免許を取得した後についてですが、2年間の初期研修が修了すると専門科を選択し数年間の後期研修を行ったのち、認定医となります。この認定医となるまでの流れのなかで、転職を行うのにベストなタイミングは特にありません。これは、特に転職してはいけないという時期について規定がない為です。しかし、自分が最初に選択した科目と美容外科で必要な知識や技術がかけ離れてしまっている場合は、キャリアを形成するのにとても時間がかかる事を意識しておいてください。

さらに、他の科目においてたくさんの経験を積んでいる方で、外科系の科目への転職の場合は、やはりキャリアを形成するまで数十年かかってしまう為、現実的に難しいでしょう。もし、あなたが外科と関連性の低い科目から転職する場合は、技術を身につけるまで数年かかる事を意識して、転職を行いましょう。さて、美容外科へ転職した際の給与はどうでしょうか。クリニックでの診療は、自由診療の部分が大部分を占めています。この為、保険診療である他の医師に比べ効率良く利益を出す事ができます。

 

②給与

一昔前は、手術の技術が長けている医師でしたら、手術を行った分だけインセンティブといった成果給が支払われる為、勤務医の時よりも収入が増える事を期待できたのですが、現在はクリニックの数が増えている為、大幅な収入の増加は期待できません。悪く言えば、研修中なら勤務医よりも給与が下がる可能性があります。

尚、美容外科として開業した場合は、自由診療の部分が増える為、年収は大幅に上がる事が期待できます。しかし、それには手術や治療を行なえる知識と経験が必要になります。しかも、美容の分野は基本的に健康な人を更に良くする事が目的です。この為、常に結果を求められます。

 

③勤務形態

さらに、患者さんが気に入らなければ起訴される可能性もありますので、こういったリスクに対して対処できる能力も必要になってきます。勤務形態については、勤務医である常勤勤務若しくは非常勤勤務と開業医となります。勤務医として働く場合は、大手クリニックで働くか一部の大学病院で勤務する方法があります。大学病院では、形成外科と連携をとって診療を行う為、多くの経験が積めるでしょう。可能であれば後期研修は、大病院若しくは大学病院で受けるのが良いでしょう。勤務医として、ある程度のキャリアを形成出来れば、その先の選択肢が拡がります。

一般的には、開業医を目指す方がほとんどですが、都心ではクリニックが乱立している為、開業しても直ぐに廃業に追い込まれるクリニックが増えています。しかし、近年こういった事例が増えている事から、地方に進出される開業医の方も増えてきている為、都心でも地方でも開業医としてのライバルは多い状況です。最近では、上記に挙げた勤務形態の他に、派遣医師として勤務される方も増えてきています。派遣医師とは、レーザーを使用したシミ取りやビタミン剤注射など、比較的、簡単な美容外科外来業務をこなす方もいます。もし、クリニックの雰囲気を1度感じてみたいと考えているなら、派遣医師としてクリニックで勤務してみる事をお勧めします。クリニックの雰囲気を掴むことが出来たら、現在の専門科と比較してみましょう。

美容外科 医師 求人

 

美容外科の求人を見つけて、精神科から転職

私の経歴は少し変わっています。最初は外科に勤めました。手術を多く担当しました。その後は、精神科でした。うつ病になったことがきっかけです。その後は、美容外科に転職しました。良い求人を探している時に、美容の仕事を見つけました。

精神科の仕事は悪くなかったです。自分がうつ病で苦しんでいたので、精神科の有難さがよく分かっていました。良い先生にめぐり会い、やっかいなうつ病を克服できました。ただし、投薬が主な仕事な点が不満でした。その前は、外科の仕事だったので、手術を毎日のようにしていました。緊張の連続で、燃え尽きてしまったのです。でも、うつ病が治ったら、また手術を担当したくなってきました。

精神科の仕事は、拘束時間が長いのも嫌でした。入院施設のある病院だったので、夜勤と残業が多くありました。外科の時にも夜勤や残業はありました。それでも、精神的な負担は少なかったです。精神科の場合は、患者さんの悩みや不安をずっと聞かなければなりません。これは想像以上に疲れる仕事でした。心の病気が重い人もいます。重い人の場合は、接するだけで体がぐったりします。それは医師として情けない話なのですが、気分的にすっきりしないのが苦痛でした。

美容外科の仕事を考え始めたのは、偶然です。精神科の仕事が大変だったので、ネットで漠然と医師の求人を探すようになっていました。その時に、年収が高くて、働きやすい仕事を探しました。その検索で出てきたのが、美容外科の仕事でした。そのタイプの仕事については、全く考えたことがありませんでした。自分には無縁だと思っていました。綺麗になりたいと言う女性の願望は、理解できます。それでも、病気ではないので、医師としての生きがいが感じられない気がしました。ずっと医師の仕事は、病気を治すことと信じていました。

実際にこの仕事を始めた先生の体験談を読むと、この仕事も悪くないことが分かってきました。容姿がコンプレックスだった人が、美容整形を受けて、それまでとは異なった人生を歩めるようになったことが、ある病院のホームページに書かれていました。私はその体験記を読んで、美容の仕事も悪くないと考え始めました。手術を受けた人に、感謝されるのだったら、やりがいを感じられます。さらに、その人の人生が変わるのだったら、医者冥利に尽きる気がしました。

自分の経験を活かせる点も良かったです。外科の医師として、手術をした経験を活かすことができます。精神科の経験も使えるような気がしました。精神科では、カウンセリングも従事していました。投薬もやっていましたが、それだけでは不十分な気がしたのです。心の病を抱えた患者さんの話をよく聞くように心がけていました。それまでよく知らなかったのですが、美容外科でもカウンセリングを重視します。手術を受ける人は、不安な気持ちで病院に足を運びます。自分の体にメスを入れるので、それは当然のことでしょう。整形手術の前に十分なカウンセリングをして、その後に手術を行うのが、良心的な方法です。
自分に向いていると思ったので、求人探しに一生懸命になりました。でも、精神科で働いていたので、一人で探すには無理がありました。転職サイトに登録して、探すようにしました。

それでも見つからなかったので、コンサルタントに相談しました。自分の実績や経験を伝えて、希望する条件も話しました。それほど期待していなかったのですが、コンサルタントは良いところを見つけてくれました。同じ町にある美容外科の仕事です。未経験者可という求人票だったので、すぐに申し込みました。無事に面接に合格して、今はその美容外科で働いています